もし、現在ご家族の中に『認知症』、
いわゆる『ボケ』の症状が現れてきている
お年寄りがいらっしゃったら、
とても良い、介護のヒントと知恵を与えて
くれる書籍です。
『ボケ』という言葉でサラッと言うイメージ以上に
実際の介護は、体力的にも精神的にも大変です。
実際に、僕の祖父も生前、『認知症』になり、
両親が介護する姿を見ていましたので、
その大変さは良くわかります。
認知症の進行具合によっては、
理解しがたい行動がてんこもりになってきます…(汗)
とはいいつつも、四六時中見ているのは無理ですから
介護している方は、
気の休まるところがないといった感じになります。
だからといって、対処法もわからない訳です。(;_;)
(何か教えても治るわけではない。。。)
これが原因でストレスがたまり、家族の不和が
生じたりもします。
(実際、私のところもピリピリしている事が多かった
ように思います。)
おそらく、
高齢者数が増加傾向にある現代、リアルにこういった
介護の問題を抱えてらっしゃる方は
たくさんいるのではないでしょうか。
どんな病気に対しても言える事ですが、
たとえ小さな知識や、人から聞いた事であれ、
『事前の知識』が少しでもあると、
『心のゆとり』を作る事ができます。
あらゆる面で一番心身的にダメージを
与えるのは『不安』です。そして『不安』は
知らない事や未知の事に対してから生まれます。
一度不安が生まれると、心も体も急速に消耗するモードに
入っていきます。
この書籍は、介護というものに対して、
『不安』を取り除いてくれます。
『こういう場合には、こう対処しよう!』
といった介護アドバイスが満載です。
そして、認知症という一種の病気である以上、
患者が起こしうる行動にはパターンがあります。
(『認知症』としてよくあるパターン)
ですから、パターンや対処法を事前に知り、
極力ストレスを貯めないように、
当人と付き合っていこうというのが
この本のスタンスです。(^-^)
この書籍が、特に今は必要ないという方も
多いかもしれませんが、
現在進行形で、
『今後の介護にちょっと不安を覚えている。』
というような方がいらっしゃったら是非
ご覧になってほしい1冊です。
少しでも多く『心にゆとり』をもって当人と
接していけたら、どちらも気持ちいいはずです。
そして、無駄なストレスをためなくて済みますね(^-^)