肩こりと肩甲骨
いまや国民病とも言ってもおかしくはないくらい日本人を悩ませるのが[肩こり]です。
マッサージ屋さんなどでほぐしてもらって良くなったとしてもその快調は一時に終わる場合が多いのです。
大抵の人は同じ生活また元に戻ってしいます。
実は「肩こり」の大きな原因はストレスや姿勢や冷え込みなどたくさんの説がありますが意外に盲目視されているところがあります。
それは[肩甲骨]です。
肩甲骨とは両肩に一対あり、背中側から肋骨を覆っている三角形状をした大型の骨でちょうど肩の少し裏側を触ると少しぼこっと出ている突起があります。
これが肩甲骨の上角にあたるところです。
実は肩こりの原因はこの肩甲骨にあるケース は少なくないのです。
肩こりと肩甲骨の関係はそれほど密度なものです。
そのあたりを調べてみました。
肩甲骨は首から背中までを覆っている僧帽筋という筋肉と密着しています。
肩こりや頭痛を訴えるかたはおおかたこの筋肉が張っていることが多いです。
頭が前に出た時などには肩甲骨も一緒にが傾き、僧帽筋を引っ張ることで微調整し、頭を支えています。
これだけでも僧帽筋にはかなりの負担がかかるのです。
そしてさらにデスク作業などの生活習慣で、肩甲骨が一方向に長時間傾き続けていたりすると身体にとってその状態が当たり前になってしまいます。
結果、肩甲骨自体もズレてしまい、そのまわりの筋肉に不具合が生じてくるということなのです。
いやはや、筋肉だけならまだしも骨自体がズレると色々不快な症状が多いから厄介なものです。
骨だからまた正常な状態に戻すのは難しいのではないのかと思われますがこれが意外にそうでもないようです。
最近じゃあ肩甲骨調整をしてくれるほぐし屋さんもよく見かけるようになりましたし、軽いズレであるならストレッチなどのセルフケアでも元の位置に戻ってくれるそうです。
肩甲骨調整はネットで調べてみると沢山情報が出てくるので色々試してみるのもありです。
何事も日々のケアが大事ですね。